世界で一番小さい国はどこ?ディズニーより狭い驚きの実態と真相
世界で一番小さい国はどこ?ディズニーより狭い驚きの実態と真相について徹底解説いたします。専門家の見解をご覧ください。
世界中の旅行者や研究者の間で強い関心を集めるのが、「バチカンのパスポートは誰が持てるのか」「どうすれば国民になれるのか」という疑問です。現場で確認される法制度は、一般的な国家とは根本から異なります。
バチカン市国には「出生による国籍取得(血統主義・出生地主義)」が存在しません。同国内で子どもが生まれたとしても、それだけでバチカン国籍を取得することは不可能です。現行の法規定において、バチカン市国の市民権およびパスポートの交付対象となるのは、以下のような極めて限定的な役職者に限られます。
- ローマ教皇およびローマ教皇庁(バチカン官房)で勤務する高位聖職者(枢機卿など)
- 海外に派遣されている教皇大使(バチカンの外交官)
- 教皇の身辺警護を担う「スイス衛兵」の隊員
- 業務上の必要性から市国内に居住を許可されたごく一部の職員とその配偶者・未成年の子ども
最大の特徴は、この市民権が「職務に付随する有期限の権利」である点です。教皇庁での役職を退職したり、スイス衛兵の任期を満了して退役したりした瞬間、バチカンの市民権とパスポートは即座に失効します。元の国籍を持たない状態を防ぐため、市民権を喪失した者はイタリア国籍などを自動的に取得・回復できる条約上のセーフティネットが敷かれています。
現地を訪れる観光客の多くが驚くのは、国境のセキュリティです。サン・ピエトロ広場と大聖堂のエリアは国境フェンスや検問がなく、誰でも自由に入出国できます。ただし、一般の観光客が立ち入れない執務エリアや住居エリアの境には、鮮やかな縞模様の制服を着たスイス衛兵が立ち、厳格な入域管理を行っています。