国公立薬学部の難易度と学費の真相!偏差値や私立との違いを徹底解剖
国公立薬学部の難易度と学費の真相!偏差値や私立との違いを徹底解剖にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
厚生労働省が毎年春に発表する薬剤師国家試験の結果において、国公立大学の薬剤師国家試験合格率は例年驚異的な高数値を叩き出しています。新卒合格率で見ると、国公立大学の平均合格率は概ね85%〜95%のレンジを維持しています。これに対し、私立大学は上位校こそ90%台を記録するものの、全国平均では70%前後に落ち込み、下位校に至っては新卒ですら50%未満、既卒を含めると30%台に低迷する大学が存在します。
なぜここまで歴然とした差が出るのでしょうか。薬学専門塾や予備校の講師陣は「そもそもの入試選抜フィルターの厳しさと、自学自習ができる学生の基礎学力の差」を挙げます。国公立の学生は、英語・数学・理科2科目・共通テストの多科目を突破してきた地頭の強さがあるため、膨大な暗記と理論理解が求められる国家試験対策にも破綻せず対応できるのです。私立下位校のように「国家試験に落ちそうな学生を卒業試験で留年させて見かけの合格率を操作する」ような露骨な足切りを行わずとも、自然体で高い合格率を維持できるのが国公立の底力です。
出口戦略である国公立薬学部の就職先と年収にも顕著な特徴が現れます。私立大学薬学部の卒業生が多く調剤薬局やドラッグストア、一般病院に就職するのに対し、国公立薬学部の卒業生(特に4年制から大学院に進んだ層および6年制の成績上位層)は、武田薬品工業、アステラス製薬、中外製薬、第一三共などの国内トップ製薬メーカーや外資系メガファーマの研究職・開発職(CRA・臨床開発モニター)へ数多く進出します。
年収ベースで見ると、調剤薬局やドラッグストアの初任給は高め(年収450万〜550万円)ですが、30代以降の昇給カーブは緩やかになり年収650万〜750万円前後で頭打ちになるケースが少なくありません。一方、大手製薬企業の研究・開発職や外資系製薬企業に進んだ国公立出身者の場合、30代中盤で年収800万〜1,000万円を超え、マネジメント層に到達すれば1,200万〜1,500万円以上の高待遇を獲得するルートが開かれています。学費を抑えつつ、将来的な年収上限を最大化できる点こそ、国公立薬学部が誇る最強の投資対効果と言えます。