千葉県がんセンター最前線!ゲノムとロボット手術が拓く生存率の壁
千葉県がんセンター最前線!ゲノムとロボット手術が拓く生存率の壁の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。
手術室の扉を開けると、そこにはSF映画のような光景が広がる。執刀医がコンソールに向かい、高精細な3Dハイビジョン映像を見つめながら指先をわずかに動かす。その微細な動きに寸分の狂いもなく連動するのが、手術支援ロボット「ダビンチ サージカルシステム」だ。人間の手では不可能な角度での関節の屈曲や、手ぶれを完全に補正する機能が、ミリ単位以下の極限手術を可能にしている。
同院の外科チームを牽引してきた山口武人医師をはじめとするエキスパートたちは、この高度なロボット技術を前立腺がんや腎がんのみならず、食道がん、胃がん、直腸がん、肺がんといった難易度の高い術式へと次々に適応拡大させてきた。微細な血管や自律神経を温存することで、出血量を劇的に抑制し、術後の機能障害を回避。術翌日からの歩行や早期退院を実現する低侵襲手術は、高齢化が進む日本のがん患者にとって最大の福音となっている。