インフルエンザ検査は発熱後何時間が正解?早すぎると偽陰性の罠
インフルエンザ検査は発熱後何時間が正解?早すぎると偽陰性の罠についての真相をご紹介します。
発熱外来を受診し、検査結果が「陰性」だったにもかかわらず、高熱が数日間続き体調が悪化していくケースは珍しくありません。SNSや医療相談窓口でも「陰性と言われたが納得がいかない」という声が頻繁に寄せられます。現場の医師が指摘する主な原因は以下の3点です。
第一に、やはり検査タイミングが早すぎたことによる見かけ上の陰性(偽陰性)です。発熱後4時間などで受診した場合、体内でウイルスが増殖中であっても検出ラインに届きません。症状が典型的なインフルエンザ(高熱・関節痛・身近な感染者の存在)であるにもかかわらず陰性だった場合、翌日以降に再検査を受けることで「陽性」へと転じるケースが多々あります。
第二に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)やアデノウイルス、RSウイルス、溶連菌など他疾患の可能性です。現在多くの医療機関でインフルエンザとコロナの同時迅速抗原キットが使われていますが、それ以外の呼吸器感染症は見逃されがちです。
第三に、二次的な細菌感染や肺炎・中耳炎などの合併症です。ウイルス感染によって気道粘膜がダメージを受けた隙に細菌が定着し、発熱が長期化するパターンです。解熱剤を使っても3日以上高熱が下がらない、あるいは一度解熱しかけた後に再び急上昇(二峰性発熱)した場合は、自己判断せず速やかにかかりつけ医を再受診してください。