Pl教団は本当に危険なのか?衰退の真相と現在の姿を徹底解剖

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PL教団の名を日本全国、そして世界に知らしめた最大の功労者は、間違いなくPL学園野球部でした。桑田真澄、清原和博の「KKコンビ」をはじめ、立浪和義、宮本慎也、松井稼頭央、前田健太など、日本プロ野球界の歴史を彩るスター選手を次々と輩出。「逆転のPL」と呼ばれた粘りと強靭なメンタリティは、日本中を熱狂させました。

しかし、その強さの裏側には、外部の常識から完全に遮断された過酷極まる寮生活と理不尽な掟が存在していました。1年生が3年生の身の回りの世話をマンツーマンで行う「付き人制度」では、上級生への絶対服従が強いられ、わずかな不手際に対しても激しい鉄拳制裁が日常化していました。元部員たちが後にテレビの回顧特番や自著で明かした「寮内での日常的な暴力と恐怖政治」の生々しい告白は、世間に大きなショックを与えました。

2001年の上級生によるいじめ発覚と部員の自殺未遂騒動、2011年の部内暴力、そして2013年に起きた上級生による暴力事件での対外試合禁止処分など、不祥事の連鎖は止まりませんでした。さらに決定打となったのは、教団中枢の方針転換と財政危機です。

年間数億円規模で投じられていた野球部への活動資金は、信者数の激減に伴い大幅にカットされました。さらに教団上層部は「学園は野球エリートのための学校ではなく、信仰者を育てる場である」との姿勢を強め、信者家庭以外の生徒の受け入れに難色を示します。野球経験のある指導者の招聘を拒み、信者である校長がユニフォームを着て監督席に座るという異常事態を経て、2016年夏、最後の部員12名が大阪大会で敗退したことを最後に野球部は無期限休部へと追い込まれました。華々しい栄光の裏にあった歪んだ権力構造と教団マネーの枯渇が、名門を自壊させたのです。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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