牡蠣でノロウイルスに当たる確率は何%?生食と加熱の違いと予防策
牡蠣でノロウイルスに当たる確率は何%?生食と加熱の違いと予防策について詳しく解説いたします。専門家の見解をご確認ください。
Q1:生牡蠣にレモンを絞ったりタバスコをかけたり、お酒と一緒に飲めばウイルスは殺菌できますか?
A1:全く殺菌できません。レモン汁の酸度、タバスコのカプサイシン、アルコール飲料のアルコール度数程度では、強固な殻構造を持つノロウイルスを不活化することは不可能です。これらは単なる風味付けであり、殺菌効果への期待は医学的根拠のない迷信です。
Q2:家庭の冷凍庫で凍らせた牡蠣なら、ノロウイルスは死滅していますか?
A2:死滅しません。ノロウイルスは低温に非常に強く、マイナス20℃以下の冷凍環境でも長期間生存し続けます。冷凍牡蠣であっても加熱用として販売されているものは、解凍後に中心部まで85℃〜90℃以上で90秒間しっかり加熱する必要があります。
Q3:過去に一度牡蠣にあたったことがあれば、免疫ができて二度とあたりませんか?
A3:何度でもあたります。ノロウイルスには数十種類以上の遺伝子型(遺伝子系統)が存在し、型が異なれば以前獲得した抗体は有効に機能しません。さらに、一度感染して得られた免疫の持続期間は数ヶ月から半年程度と短いため、過去に罹患した経験があっても再び感染・発症します。
Q4:牡蠣を食べてから数時間で吐き気と下痢が出ました。ノロウイルスでしょうか?
A4:食後1〜6時間などの極めて短時間で発症した場合、ノロウイルスではなく「腸炎ビブリオ」「黄色ブドウ球菌の毒素」あるいはアレルギー反応の可能性が高いと考えられます。ノロウイルスの潜伏期間は最短でも概ね24時間以上(平均1〜2日)かかります。