【画像】マダニに刺された跡の特徴は?見分け方と危険な症状を徹底解説
【画像】マダニに刺された跡の特徴は?見分け方と危険な症状を徹底解説について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をご覧ください。
単なる皮膚の炎症以上に恐れるべきは、マダニが媒介する致死性の高い感染症である。最も警戒されているのが「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」だ。SFTSウイルスを保有するマダニに刺されると、6日から2週間ほどの潜伏期間を経て、38度以上の高熱、下痢、嘔吐、腹痛といった強い消化器症状が突如として襲いかかる。病名の通り血小板や白血球が著しく減少し、多臓器不全に陥ることで、致死率は10%から30%近くに達する。
また、北米や欧州だけでなく日本国内でも感染報告が相次ぐ「ライム病」も無視できない。ライム病の病原体であるボレリアに感染すると、刺された部位を中心に環状の赤い斑点が同心円状に大きく広がる「遊走性紅斑」が現れるのが決定的な特徴だ。放置すれば病原体が全身に走り、関節炎や顔面神経麻痺、心筋炎といった重篤な神経・心臓障害を引き起こす。どちらの疾患も、初期の段階で「ただの虫刺され」と見誤ることが症状の悪化を招く最大の要因となっている。