桑田佳祐と長渕剛の確執の真相|共演トラブルと2026年現在の関係

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冷戦状態が続いていた両者の関係が、修復不可能なレベルまで爆発したのが1994年でした。桑田佳祐がソロ名義でリリースしたシングル『すべての歌は懺悔しな』(アルバム『孤独の太陽』先行シングル)の歌詞が、日本中を巻き込む大論争を巻き起こします。

問題視されたのは、同曲に含まれていた痛烈な風刺描写でした。「テレビにゃ出ないと言ったのに ドラマの主役じゃハレンチ」「儲かる話とクスリにゃ目が無い馬鹿がいる」といったフレーズが、当時テレビドラマ『家族ゲーム』や『とんぼ』で大ヒットを記録し、主演俳優としてもカリスマ的人気を誇っていた長渕剛、さらには矢沢永吉らを露骨に当てこすったものではないかと週刊誌各社が一斉に書き立てたのです。

これに対し、長渕剛は激しい怒りを露わにしました。雑誌の独占インタビューにおいて、長渕は「桑田を絶対に許さない」「ナゴヤ球場以来のケジメをつけてもらう」「面と向かって一発殴らなきゃ気が済まない」といった主旨の強烈な宣戦布告を行い、メディアは「ロックスター同士の武闘派抗争勃発」として過熱報道を続けました。

事態を重く見た桑田佳祐は、1994年12月に緊急記者会見を開くに至ります。公の場にスーツ姿で現れた桑田は、「特定の個人を攻撃したり揶揄したりする意図は毛頭なかった」と説明しつつも、自身の軽率な言葉選びによって誤解と不快感を与えたことを真摯に謝罪しました。結果として同曲のタイアップCMが差し替えられるなど、音楽界において前例のない異例の謝罪劇となったのです。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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