レノボはどこの国の企業か?中国危険論の真相と2026年最新実態

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レノボ(Lenovo Group Ltd. / 聯想集団)の出自を端的に言えば、中国・北京で産声を上げ、世界規模のM&Aを経て成長した多国籍テック企業です。同社は1984年、中国科学院計算技術研究所の研究員だった柳伝志(リュウ・チュアンジー)氏ら11名の科学者によって設立された「中国科学院計算所新技術発展公司」を前身としています。当初は「Legend(レジェンド)」のブランド名で中国国内向けにPCを展開し、中国最大手へと登りつめました。

2003年にはグローバル展開を見据えて社名を「Legend」の「Le」とラテン語で「新しい」を意味する「novo」を組み合わせた「Lenovo」へと変更。そして同社の運命を決定づけたのが、2005年における米IBMのパソコン事業買収でした。名機として名高いビジネスノートPC「ThinkPad」シリーズを事業ごと手に入れたことで、レノボは一躍、世界トップクラスのPCベンダーへと躍り出たのです。

この歴史的背景から、レノボの統治構造は極めて特殊な形態をとっています。法的な登記上の本店は香港にあり、香港証券取引所に上場(HKEX: 0992)していますが、実質的な本社機能は中国・北京(聯想総部)とアメリカ・ノースカロライナ州モリスビル(旧IBM PC事業本部近郊)の2拠点に分散配置されています。さらにシンガポールや欧州にもオペレーション拠点を構えており、経営幹部や取締役会も欧米出身者と中国出身者が混在する国際的な布陣を敷いています。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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