インディアン嘘つかないの元ネタと消えた真相|西部劇と差別の歴史
インディアン嘘つかないの元ネタと消えた真相|西部劇と差別の歴史に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。
「インディアン嘘つかない」というフレーズの直接的な元ネタは、1950年代に日本でも放映され大ヒットを記録したアメリカの連続テレビドラマおよび映画『ローン・レンジャー(The Lone Ranger)』に遡ります。
主人公である白人覆面ヒーローの相棒として登場したのが、モホーク族の戦士「トント(Tonto)」でした。当時、テレビの日本語吹き替え版において、トントのセリフは文末に助詞をつけない「片言の日本語」として翻訳されました。その中で頻出した「インディアン、嘘つかない」「あっしはインディアン、嘘言わない」といった言い回しが、視聴者に強烈なインパクトを与えたのです。
当時の洋画劇場や西部劇映画の翻訳現場では、英語のブロークン・イングリッシュ(文法を簡略化した英語)を表現する記号として、主語を明確にしつつ語尾を断定形にするスタイルが多用されました。これが昭和流行語として定着し、学校の校庭や大衆酒場での冗談として日本全国へ急速に拡散していきました。