パキポディウム・グラキリス完全攻略!幹の凹み原因と発根管理の極意
パキポディウム・グラキリス完全攻略!幹の凹み原因と発根管理の極意に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。
愛好家が最も焦るトラブルが、硬かったはずの幹がペコペコと凹んだり、シワが寄って柔らかくなったりする現象です。パキポディウム・グラキリスの幹が凹む理由は、大きく分けて「脱水(水分不足)」と「根腐れ(組織崩壊)」の2種類が存在します。
原因を誤認して対処を間違えると致命傷になるため、以下のチェックフローで冷静に状態を見極めてください。
① 軽微な水分不足・成長期の脱水
用土が完全に乾ききっており、葉が青々としているにもかかわらず幹全体が少し縮んでいる場合は、単なる水切れです。この場合、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水を与え、半日陰で休ませれば、24〜48時間以内に幹が水を吸い上げてパンパンに張りを戻します。
② 根腐れ・腐敗菌の侵入
「土が湿っているのに幹が凹んでいる」「凹んだ部分が黒ずんでいる、もしくはブヨブヨと異様に柔らかい」「嫌な生臭い匂いがする」というケースは、高確率で根腐れを起こしています。内部でフザリウム菌などの腐敗菌が進行しているため、放置すれば数日で全壊します。
根腐れからの復活オペレーションはスピード勝負です。鉢から株を抜き、変色した根や腐敗した幹組織を、消毒した清潔なカッターで完全に緑色の健全な断面が出るまで大胆に削り落とします。その後、殺菌剤(ベンレート水和剤やトップジンMペーストなど)を断面に塗布してしっかりと乾燥させ、再度ゼロから発根管理へと移行させます。