髪質改善ストレートの罠と真実!縮毛矯正との違いや失敗原因を徹底解剖
髪質改善ストレートの罠と真実!縮毛矯正との違いや失敗原因を徹底解剖の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。
サロンの広告で頻繁に見かける「ノンダメージ」「髪質改善」というフレーズですが、毛髪科学の観点から言えば薬剤を用いてくせ毛の構造を変える以上、ダメージが完全にゼロの施術はあり得ません。日本美容外科学会や大手化粧品メーカーの研究データが示す通り、毛髪は死滅細胞であり、一度断裂したケラチンタンパク質が自発的に再生することはないためです。
従来の縮毛矯正と髪質改善ストレートの最も大きな違いは、使用する薬剤のpH(ペーハー)領域と還元剤の選定にあります。
従来の縮毛矯正は、アルカリ剤(pH8〜10)を用いて毛髪のキューティクルを強制的に開き、内部のジスルフィド結合(S-S結合)を大量に切断します。これにより強い癖をしっかり伸ばせる反面、タンパク質の流出や熱変性による「硬さ」「シャキンとした不自然な直毛」を招きやすい特徴がありました。
対して現在「髪質改善ストレート」と呼ばれる施術の多くは、弱酸性〜中性域(pH4.5〜6.5)で作用する還元剤(GMTやスピエラ、システアミン等)を用いた酸性ストレートを指します。健康な髪の等電点(pH4.5〜5.5)に近い状態でキューティクルの過剰な膨潤を抑えながら結合を組み替えるため、「柔らかく自然な立ち上がり」「しなやかな手触り」を実現できるのが最大のメリットです。
また、トリートメント成分(グリオキシル酸などの酸熱トリートメント成分やプレックス剤)を複合的に配合し、補修しながら癖を伸ばす設計になっているサロンが多いため、「髪質が改善した」と体感しやすい構造になっています。