ライブのアリーナ席とは?「実は見えない」噂の真相と埋もれ対策
ライブのアリーナ席とは?「実は見えない」噂の真相と埋もれ対策について見逃せない 理由を分かりやすく解説いたします。
音楽情報サイトやSNSのクチコミ分析を行うと、コンサートにおけるアリーナ席の評判は「人生最高の神席」という絶賛と、「背伸びし続けて首と腰が痛くなっただけの最悪な体験」という悲鳴の真っ二つに分かれます。なぜ、同じアリーナ席というカテゴリーの中でこれほどの格差が生じるのでしょうか。
現場取材と光学的な視認検証から浮き彫りになった理由は、主に以下の3点に集約されます。
- 前後列の間隔(ピッチ)と視線角度:仮設アリーナ席の前後間隔は通常約80〜90cm程度と非常にタイトです。段差がない状態で人が密集するため、ステージを見上げる角度が小さくなる後方列ほど、前の人の頭部がターゲット(アーティスト)を遮蔽する面積が幾何級数的に拡大します。
- 観客の身長差による死角の発生:アリーナ席で身長によって見えない理由は明白です。仮に自身の身長が155cmで、直前の席に175cm以上の観客が立った場合、メインステージ中央への直線視界はほぼ完全に遮断されます。わずかな「人の隙間」を縫って覗き込む姿勢を強いられます。
- ペンライト・うちわ・手の振り上げ動作:ライブ開演中は全員が立ち上がり、グッズを掲げます。規定の胸の高さで保持されていても、密集地帯では両脇の視界が物理的に削られ、視界の「抜け」が失われます。
こうした構造要因が重なった結果、アリーナフロアの中央から後方エリアは、業界内で俗に「埋もれ席」と呼ばれる視界不良ゾーンと化してしまうのです。