ポカホンタスとは?美談に隠された過酷な実話と衝撃の結末を徹底解説
ポカホンタスとは?美談に隠された過酷な実話と衝撃の結末を徹底解説の重要なポイントについて、最新情報を取りまとめてご紹介します。
1995年に公開されたディズニー映画『ポカホンタス』は、スタジオ創立以来初めて「実在の歴史上の人物」を主人公に据えた意欲作でした。物語は17世紀初頭の北米バージニアを舞台に展開します。未知の新大陸へ黄金を求めてやってきたイギリス人探検隊の船長ジョン・スミスと、ポウハタン族の首長・ポウハタンの愛娘であるポカホンタスが出会い、文化や人種の壁を越えて心を通わせていくダイナミックなロマンスとして描かれました。
劇中歌「カラーオブザウィンド」では、自然を搾取の対象としか見ない西洋的な価値観に対し、すべての生命や大地と調和して生きる先住民の精神性が雄大に歌い上げられます。映画のクライマックスでは、部族に捕縛され処刑されそうになったスミスをポカホンタスが身を挺して庇い、両者の全面衝突を阻止。負傷したスミスがイギリスへ帰国するのを見送り、彼女は部族と共に生きる道を選ぶという、切なくも自立したヒロイン像として幕を閉じます。
しかし、この美しい物語に対して、ポウハタン族の後裔をはじめとする米先住民族団体は公開直後から強い抗議の声を上げました。映画が描いた「文明と未開の調和」「対等なロマンス」という構図そのものが、後に先住民の大量虐殺と土地強奪へと至る過酷な植民地化の歴史を漂白した「都合のよい白人神話」にすぎないという指摘です。映画の感動的なプロットの裏には、侵略の痛みを覆い隠す演出が幾重にも施されていました。