平等と公平の違いとは?野球観戦イラストで学ぶ本質と使い分け

平等と公平の違いとは?野球観戦イラストで学ぶ本質と使い分けとは一体何なのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

平等と公平の決定的な違いを最も直感的に示したのが、米国の非営利団体などが制作・発信した「野球観戦のイラスト」です。SNS等でも広く拡散されたため、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

木製のフェンス越しに野球の試合を観ようとしている、背の高さが異なる3人の人物を想像してみてください。

1人目は背の高い大人、2人目は平均的な身長の少年、3人目は背の低い小さな子どもです。

ここで、3人全員に「同じ高さの踏み台(木箱)を1つずつ配る」のが平等(Equality)です。条件や支援の量は完全に均一ですが、結果として背の高い大人はより見やすくなり、少年はちょうどフェンスを超えて試合が見えるようになり、一番背の低い子どもは台に乗ってもフェンスを越えられず、依然として試合が見えません。「同じものを均等に与えた」にもかかわらず、観戦できる人とできない人の格差は解消されないままです。

一方、「それぞれの背の高さに合わせて必要な数の踏み台を配る」のが公平(Equity)です。最初から背の高い大人には踏み台を配らず、少年には1つ、小さな子どもには2つの踏み台を渡します。その結果、3人全員が同じ目の高さでフェンス越しに試合を楽しめるようになります。個人の特性や初期条件の違いに着目し、最終的なゴール(=試合を観られる状態)に到達できるよう調整を加える考え方です。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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