激減したフラットバーロードの真相|後悔と絶滅理由を2026年徹底検証

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スポーツバイク専門店の店頭を見渡すと、数年前まで主要フロアに並んでいたフラットバーロードの展示台数は全体の数パーセント未満にまで落ち込んでいます。この急激な市場縮小には、単なる流行の移り変わりを超えた技術的・経済的必然性が存在します。

最大の要因は、自転車業界全体を席巻したロードバイクの油圧ディスクブレーキ化です。かつてキャリパーブレーキが主流だった時代、ロード用コンポーネント(変速機やクランク)をそのまま流用し、ブレーキレバーとシフターだけをフラットバー用に換装することは容易でした。しかし、ロードバイク規格の油圧ディスクブレーキ(フラットマウント方式)が標準化した結果、フラットバー用の油圧ロードレバーという極めてニッチな専用部品の製造コストが高騰。メーカーにとって採算の合わないカテゴリーへと変化してしまったのです。

さらに、スポーツ自転車の世界的最大手であるジャイアント(GIANT)をはじめとする有力各社の製品ポートフォリオ再編が拍車をかけました。ジャイアントの名機「FORMA」や「FASTROAD」シリーズに代表される車種は、より太いタイヤに対応できるマルチパーパスな「グラベル・フィットネス」路線へと舵を切りました。太めの32C〜40Cタイヤを履いた快適志向のグラベルバイクと、7万円〜10万円前後で購入できる軽量クロスバイクの二極化が進んだことで、その中間に位置するフラットバーロードは居場所を失う結果となりました。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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