ディスクブレーキの音鳴りは危険信号?キーキー音の原因と修理費用を解説
ディスクブレーキの音鳴りは危険信号?キーキー音の原因と修理費用を解説の詳細について、専門知識を詳しくお届けします。
パッドの残量が十分にあるにもかかわらず異音が収まらない場合、接触面の角を落とす加工や潤滑の見直しによって劇的に改善するケースがあります。愛車のメンテナンスに慣れているユーザーであれば、セルフ作業で解消を図ることも可能です。
代表的な対策がブレーキパッドの面取り方法です。パッドの摩擦材の角(エッジ部分)がローターに鋭角に接触すると、初期の引っかかりから不規則な振動が発生しやすくなります。ディスクから取り外したパッドの四方の角を、金ヤスリや耐水ペーパー(120〜240番程度)を使い、45度の角度で1〜2mm程度削り落とすことで、ローターへの当たりが滑らかになり共振を大幅に抑制できます。
あわせて見直したいのが、ブレーキ鳴き止めグリスの塗り方です。グリスを塗布する目的は、パッドの裏板(バックプレート)やシムプレートとの接触面で生じる微振動を吸収・減衰させることにあります。
- 塗布する場所:パッドのバックプレート背面、シムプレートの表裏、キャリパーピストンやスライドピンとの接触部。
- 絶対厳禁な場所:パッドの摩擦材表面、およびディスクローターの摩擦面。
使用するグリスは必ず「耐熱ディスクブレーキ専用グリス(シリコン系やカッパー・モリブデン配合材)」を選び、はみ出さないよう薄く均一に塗り広げることが鉄則です。摩擦面に油分が付着すると制動力が著しく失われ、重大事故の原因となります。