軽トラ荷台の人は違反?合法となる例外規定と警察許可の全基準
軽トラ荷台の人は違反?合法となる例外規定と警察許可の全基準とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
軽トラックの荷台のアオリ(囲い板)の高さは約30cm程度しかありません。成人男性が座った場合、重心はアオリの位置よりも遥かに高くなります。時速30km程度の低速走行であっても、急ブレーキや急ハンドルがかかると、乗員には体重の数倍に達する慣性力が加わり、簡単に車外へと放り出されます。
アスファルト路面へ頭部から直接叩きつけられる事故では、頭蓋骨骨折や急性硬膜下血腫による死亡事故、あるいは後続車による轢過事故が後を絶ちません。キャビンに守られていない荷台乗車は、バイクのノーヘル運転と同等以上の危険性を孕んでいます。
さらに見逃せないのが民事上の損害賠償問題です。荷台に乗っていて事故に遭った場合、被害者側であっても「極めて危険な乗車方法を自ら容認した」と判断され、過失相殺として20〜40%程度の過失割合が課されます。治療費や後遺障害慰謝料の請求額が大幅に減額されるばかりか、任意保険の搭乗者傷害特約や人身傷害補償特約において約款上の免責事由に該当し、保険金が満額支払われないリスクを背負うことになります。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
軽トラの荷台乗車に関して、法的な許可が得られるケースと、決して行ってはならないシチュエーションを明確に区別することが求められます。
【例外的に利用が認められる基準】
- 風で荷崩れを起こしやすい家具・資材などを押さえ、安全を確保しながら短距離を低速移動する監視担当者(1名)
- 自治体やお祭り実行委員会が警察署へ正式に許可申請を行い、安全装備と誘導体制を整えたイベント参加者
【絶対に避けるべき危険なシチュエーション】
- 移動手段の不足を補う目的での人員輸送や友達同士の送迎
- 判断力や踏ん張る力のない幼児・子供・高齢者の荷台同乗
- 自動車専用道路や幹線道路など、高速巡航が伴うルートでの運行