大宮聖苑の火葬料金と罠を検証|市民格差の実態と後悔しない利用手順

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インターネット上で「大宮聖苑 式場 利用手順」や「大宮聖苑 家族葬 費用」といった検索が数多く行われている背景には、一般生活者の根深い誤解が存在します。「聖苑」という荘厳な名称から、多くの人が通夜から告別式、火葬までを1カ所で完結できる総合葬祭場をイメージしがちですが、大宮聖苑には参列者を集めてセレモニーを行う式場が1部屋もありません。

大宮聖苑にある設備は、火葬炉10基、告別室、収骨室、遺体保管室、そして火葬中の時間を待機するための待合室のみです。告別室は、炉前に棺を納棺する直前の数分間に、最後のお別れ(花入れや焼香)を執り行うための通過型スペースに過ぎず、ここで僧侶による長時間の読経や遺族代表の挨拶といった儀式を行うことは運営規則上認められていません。

したがって、大宮聖苑を利用して「家族葬」を行う場合、選択肢は大きく2つに絞られます。

  • パターンA:近隣の民間斎場・寺院・自宅で式を行い、大宮聖苑へ移動する(2日葬・1日葬)
    大宮区や見沼区、岩槻区周辺にある民間葬儀社のホールや貸し式場を借りて通夜や告別式を執行し、出棺後に霊柩車やマイクロバスで大宮聖苑へ向かい火葬のみを行う形態です。この場合、大宮聖苑へ支払う実費は市民なら7,000円で済みますが、民間式場の利用料が別途10万〜30万円前後加算されます。
  • パターンB:式場での儀式を行わず、大宮聖苑で直接火葬する「直葬(火葬式)」
    通夜・告別式を省き、安置場所から直接大宮聖苑に棺を搬送して炉前で簡潔に見送る形式です。この形を選択した場合、葬儀社への基本委託費(棺、搬送、骨壺等)と火葬料7,000円を合わせ、総額15万〜25万円程度という最小限の費用で送ることが可能になります。

「大宮聖苑で家族葬を頼んだはずなのに、別のホールに案内されて余計な式場代を請求された」といったネット上の不満や苦情は、大宮聖苑の施設構造を理解していなかった遺族と、説明を省略した葬儀社とのコミュニケーション不足から生じる典型的な悲劇です。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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