津山・中山神社の全貌|美作国一宮の歴史と猿神伝説の真実
津山・中山神社の全貌|美作国一宮の歴史と猿神伝説の真実の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。
参道入口に堂々とそびえる「中山鳥居(なかまとりい)」は、全国の鳥居分類の中でも極めて珍しい形式を持っています。鳥居の様式分類において、笠木(最上部の横木)と島木を備えながら、中央の横木である「貫(ぬき)」が左右の柱の外側に突き出ず、柱の内部で留まっている点が最大の特徴です。さらに額束(がくづか)を設けない簡素かつ力強いフォルムは、古代の原始的な鳥居形式の名残を残していると建築史家からも高く評価されています。
鳥居をくぐり参道を進むと、ピンと張り詰めた静寂が漂う社叢(鎮守の森)に包まれます。境内奥に位置する御神木や、古来より神事が行われてきた祝詞岩(のりとわ)周辺は、風水や地勢の観点からも強力な気の集積地として知られています。派手な観光演出を一切排除した無駄のない空間構成こそが、訪れる者の精神を鎮静化させ、雑念を払うパワースポットたる所以です。