ウォーキング1時間の消費カロリーは?体重別の現実とおにぎり換算の真実
ウォーキング1時間の消費カロリーは?体重別の現実とおにぎり換算の真実についての真相をお届けします。
消費エネルギーを科学的に把握する上で不可欠な指標が、厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド」でも基軸とされる「メッツ(METs)」です。メッツとは、安静座位時を「1.0」とした際に、その運動が何倍のエネルギーを必要とするかを示す身体活動強度の単位を指します。
エネルギー消費量の公式は、極めて明確に定義されています。
消費カロリー(kcal)= 1.05 × エクササイズ(メッツ × 運動時間h)× 体重(kg)
日常の散歩(時速3.2km程度)は2.8メッツ程度ですが、通勤時の急ぎ足や意識的なウォーキング(時速4.8km程度)は3.5メッツ、息が弾むほどの速歩(時速5.6km程度)まで引き上げると4.3メッツに跳ね上がります。
ウォーキングとランニングの消費カロリーを比較すると、同じ60分間でも約2倍から2.7倍もの決定的な開きが生じます。この差を生み出す要因は、移動速度だけでなく「両足が同時に地面から浮く局面(滞空時間)があるか否か」です。ランニングは着地時に体重の約3倍の衝撃を受け止めるため筋活動量が跳ね上がりますが、そのぶん故障のリスクも伴います。対してウォーキングは常に片足が接地しているため、関節への負担を最小限に抑えながら長時間続けられる安全性を備えています。