キリンの首の骨の数は人間と同じ7個?長い首を支える驚愕の秘密を徹底解説

キリンの首の骨の数は人間と同じ7個?長い首を支える驚愕の秘密を徹底解説の疑問点について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

キリンの祖先(プロリビテリウムやサモテリウムなど)は、もともとオカピのように首が短い動物でした。なぜ何百万年もの時間をかけて、ここまで首を伸ばす進化を遂げたのでしょうか。現在、生物学界では2つの有力な説が議論されています。

仮説1:高い場所の餌を独占するための「高所採食説」

進化論の父チャールズ・ダーウィン以来、定説とされてきたのが「高所の植物を食べるために進化した」という自然選択説です。アフリカのサバンナにおいて、乾季になると地表付近の草や低木の葉はシマウマやアンテロープなどの草食動物に食べ尽くされます。他の動物が絶対に届かない樹高4〜5メートルのアカシアの梢(こずえ)の葉を独占できる個体が、飢餓を生き延びて子孫を残したという考え方です。

仮説2:オス同士の激しい決闘が生んだ「ネッキング性選択説」

一方で、近年のフィールドワークから強力に支持されているのが「性淘汰(メスを巡るオス同士の争い)説」です。オスのキリンは繁殖期になると、重量級の首を激しく振り回し、頭部の硬い角(オシコーン)を相手の胴体や首に叩きつけ合う「ネッキング」という壮絶な闘争を行います。

首が太く長く、頭部が重く強靭なオスほど強烈な遠心力で破壊的な打撃を繰り出せるため、戦いに勝利して交尾の権利を獲得できます。過酷なサバイバルだけでなく、オス同士の力比べに勝ち残るための「武器」として首が長くなったという側面も、進化の決定的な原動力であったと見なされています。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest