なぜヤギの目は不気味なのか?横長瞳孔と悪魔バフォメットの真相

なぜヤギの目は不気味なのか?横長瞳孔と悪魔バフォメットの真相とは一体何なのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。

視覚的な不気味さだけでなく、歴史的・文化的な刷り込みも無視できない。中世ヨーロッパの悪魔学において、山羊は異教の神や不吉な存在の象徴として扱われてきた。古代ギリシャの汎神パンの姿がのちにキリスト教的文脈で魔物と結びつき、頭部に角を持つ有角の悪魔像へと結実していく。

その代表格が、山羊の頭部を持つ異形の両性具有者バフォメットである。19世紀の魔術師エリファス・レヴィによって描かれたこの図像は、オカルト思想の象徴として世界中に広まった。「贖罪の山羊(スケープゴート)」という言葉が示す通り、人間の罪や穢れを背負わされて荒野へ追い払われる生贄としての役割も相まって、山羊は歴史的に暗黒や忌み嫌われるものと深く結びついてきた。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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