公開10年目の真実。『テラフォーマーズ』実写映画はなぜここまで語り継がれる歴史的迷作となったのか
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興行収入わずか8億円前後。目標として掲げられていた数億円規模のメガヒットには程遠く、製作費の回収すら危ぶまれた数字は、当時の映画業界に強烈な激震を走らせた。累計発行部数1600万部を超える超人気漫画の実写化という最強のIPを抱えながら、なぜ観客は劇場から足を遠ざけたのか。
最大の要因は、公開直後から駆け巡った口コミの破壊力だ。「学芸会のコスプレ大会」「テラフォーマー(ゴキブリ)が妙にリアルでただ不快」「テンポが悪すぎて感情移入できない」といった辛辣な感想がTwitter(現X)を駆け巡り、初週末の動員以降、客足は坂道を転げ落ちるように途絶えた。映画としての完成度以前に、ファンの期待を真っ向から裏切るプロットの崩壊が、この作品を「触れてはいけない怪作」へと押し上げてしまった。