人体の細胞数は60兆個から37兆個へ!最新定説と驚きの真実
人体の細胞数は60兆個から37兆個へ!最新定説と驚きの真実の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。
昭和から平成にかけて広く流布していた「人体=60兆個の細胞」という通説は、2010年代以降の研究で大きく塗り替えられました。現在、世界の医学・生物学界で標準的な指標として扱われているのが、イタリア・ボローニャ大学のエヴァ・ビアンコニ(Eva Bianconi)博士らの国際共同研究チームが発表した「約37兆2000億個(3.72×10¹³個)」という数値です。
研究チームは、標準的な体格を持つ成人男性(体重70kg、身長172cm、年齢30歳前後)をモデルケースとし、全身に存在する約200種類以上の主要な組織や臓器を細かく分類。各組織の体積、密度、DNA含有量、細胞の平均サイズに関する過去数十年分の学術文献を徹底的に精査し、ボトムアップ型で細胞数を積み上げ計算しました。
その結果、筋肉や肝臓、脳、皮膚、血液に至るまで、全身を構成する総細胞数が37兆個前後であることが突き止められました。この研究発表以降、国内外の生物学教科書や医学論文でも表記の更新が順次進んでおり、現代における共通理解として定着しています。