フロートガラスとは?普通ガラスとの違い・割れ方や価格相場を徹底解説
フロートガラスとは?普通ガラスとの違い・割れ方や価格相場を徹底解説について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をお届けします。
フロートガラスを扱う上で、最も留意すべき物理的性質が割れ方の危険性です。
フロートガラスは外力による曲げ応力や局所的な衝撃限界を超えると、破損起点から放射状に亀裂が走り、刃物のように鋭くとがった大きな三角状・槍状の破片となって飛散・落下します。この割れ方は建築防災の観点から「クリティカル・ハザード(致命的危険)」に分類されます。
東京消防庁や国民生活センターがまとめた事故事例によると、台風時の飛来物や地震の揺れ、あるいは室内での転倒・衝突によって割れたフロートガラスが身体に突き刺さり、大動脈損傷や神経断裂を伴う重傷事故につながる事例が後を絶ちません。
一方で、熱処理によって内部に引張応力層を形成させた強化ガラスは、破損時にガラス全体が一瞬で無数の小さな粒状(粉々)に破砕するため、人体を深く切り裂くリスクが劇的に低減されます。リビングの掃き出し窓や子ども部屋の窓など、人が直接衝突するリスクがある開口部では、単板のフロートガラスを露出させたまま設置することは安全工学上、細心の注意が必要です。