十和田湖の絶景と秘話、地元民だけが知る穴場ルート完全版

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休屋の御前ヶ浜に佇む二人の裸婦像「乙女の像」。この象徴的なブロンズ像は、近代彫刻の巨匠・高村光太郎が妻・智恵子への尽きぬ追慕を込めて完成させた生涯最後の傑作だ。二体の像が鏡のように向き合う独特の構図は、自己と他者、あるいは人間と自然の永遠の対話を暗示している。夕暮れ時、西日に照らされたブロンズのシルエットは、哀切と崇高さを湛えて水辺に浮かび上がる。

この湖の美を世に知らしめた恩人として、明治から大正期に活躍した文人・大町桂月の存在を忘れてはならない。「住むなら日の本、遊ぶなら十和田」と謳い、晩年には自らの本籍地をこの地に移すほど十和田の自然に心酔した桂月。彼が歩いた静謐な小道には、今なお往時の文芸情緒と濃密な森の香りが漂っている。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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