ぐり茶とは?煎茶との決定的な違いと伊豆名産の真相・淹れ方を徹底解説

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ぐり茶は、煎茶や抹茶、紅茶と同じツバキ科の植物「チャノキ(学名:Camellia sinensis)」の新芽から作られる不発酵茶(緑茶)の一種です。茶業界における公的な登録商標・分類上の正式名称は「蒸し製玉緑茶(むしせいたまりょくちゃ)」と呼ばれます。

全国茶生産団体連合会の統計データによると、日本国内で生産される荒茶のうち、煎茶が全体の約半分以上を占めるのに対し、玉緑茶類(蒸し製・釜炒り製を合わせた総数)のシェアはわずか2〜3%程度に過ぎません。市場流通量が限られているため、関東や関西の一般的なスーパーでは見かける機会が少なく、伊豆を訪れて初めてその存在を知る旅行者も珍しくありません。

愛称であるぐり茶の名前の由来は、そのユニークな茶葉のビジュアルに直結しています。揉み込む過程で針のようにピンと伸ばさず、回転させながら温風で乾燥させるため、茶葉の先端が「ぐりっ」と内側に丸まり、勾玉やグリ紋のような曲線を帯びます。この「ぐりぐりとした形状」から、伊豆地方の茶商や地元住民の間で親しみを込めて「ぐり茶」と呼ばれるようになり、現在では通称として全国に定着しました。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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