日本一暑い町はどこ?歴代最高気温ランキングと猛暑が続く真相
日本一暑い町はどこ?歴代最高気温ランキングと猛暑が続く真相の重要なポイントについて、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
猛暑の町を語る上で避けて通れないのが、群馬県館林市にまつわるアメダス観測点の移転劇です。
2000年代後半から2010年代半ばにかけて、館林市は連日のように気象ニュースのトップを飾り、「館林=日本一暑い街」というイメージが全国に定着しました。市側もこの暑さを逆手に取り、激辛グルメのプロモーションや町おこしを展開していた時期があります。
ところが、当時の気象庁アメダス観測点の設置環境に対して、気象関係者やネット上から疑問の声が上がり始めました。観測機器が設置されていた場所が「消防署の敷地内」であり、周囲をアスファルトの駐車場や国道に囲まれていたため、「照り返しや人工熱の影響を強く受けすぎているのではないか」という指摘です。
気象庁のガイドラインでは、アメダスは本来「周囲が開けた芝生面」に設置することが推奨されています。これを受け、館林市のアメダスは2018年に約2キロ離れた群馬県立館林高校の敷地内(芝生広場)へと移転されました。
移転後の変化は明確でした。近隣の伊勢崎市や桐生市が連日40度近い数値を出す中で、館林市の最高気温ランキング順位は明らかに落ち着きを見せるようになったのです。観測所のわずかな立地条件の違いが、観測データの数値を左右していた実態を示す象徴的な事例といえます。