なんでもない日おめでとうの元ネタとは?アリスが贈る364日の幸福論
なんでもない日おめでとうの元ネタとは?アリスが贈る364日の幸福論の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
「なんでもない日おめでとう」というフレーズの源流をたどると、イギリスの作家・数学者であるルイス・キャロルが1871年に発表した児童文学『鏡の国のアリス(Through the Looking-Glass)』に行き着きます。
原作の中で、塀の上に座った卵のキャラクター「ハンプティ・ダンプティ」がアリスに誇らしげに語る場面があります。彼はアリスに対し、「1年に1回しかもらえない誕生日プレゼントよりも、残りの364日毎日もらえる非誕生日プレゼント(un-birthday present)のほうがずっと得だ」と豪快な論理を展開します。論理学者でもあったキャロルらしい、屁理屈のようでいて見事に核心を突いたユーモアが、この言葉の真の原点です。
その後、1951年に公開されたアニメーション映画『不思議の国のアリス』において、ディズニーはこのエピソードを大胆に取り入れました。原作ではハンプティ・ダンプティが語った概念を、お茶会を開くマッドハッター(いかれ帽子屋)と三月ウサギのキャラクターに託し、映画オリジナルの賑やかな祝祭へと昇華させたことで、世界中に親しまれる定番フレーズとなりました。