婚活殺人の深層:木嶋佳苗とは何者か?男たちを狂わせた罠と真実
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2009年、首都圏を中心に相次いで発覚した男性たちの不審死は、日本中を震撼させた。これが後に「首都圏連続不審死事件」と呼ばれる戦慄の連続殺人事件である。発端となったのは、埼玉県富士見市の駐車場で車内から遺体で発見された男性の事件だった。遺体の周囲には練炭が置かれており、一見すると自殺のように見せかけられていた。しかし、埼玉県警察の執念深い捜査によって、死亡直前に接点のあったひとりの女性の存在が浮上する。それが木嶋佳苗だった。
彼女の主たるターゲットは、婚活サイトを利用する真面目で不器用な中高年男性たちだった。木嶋は「料理が得意な家庭的女性」を演じ、結婚を匂わせながら多額の資金援助を引き出していた。そして金銭をせしめると、練炭自殺に見せかけて彼らの命を奪ったのである。裁判では3件の殺人罪などで起訴され、直接的な証拠が乏しい中、状況証拠の積み重ねが焦点となった。最終的に最高裁判所で死刑判決が確定し、彼女の犯行の全貌は法的に立証されることとなった。