羽織のたたみ方を完全図解!マチの折り方とシワを防ぐプロの保管術
羽織のたたみ方を完全図解!マチの折り方とシワを防ぐプロの保管術の要点を詳しく解説してご紹介します。
Q1:羽織紐は畳むたびに毎回外さなければいけませんか?
A1:S管(金具)で引っ掛けるタイプの羽織紐であれば、外して別の小袋に保管するのが最もシワや傷を防ぐ安全な方法です。ただし、乳に直接結びつける「直付け」仕様の場合や、毎回結ぶのが面倒な場合は、外さずにつけたままでも構いません。その際は、羽織紐と前身頃の間に和紙や布を挟み込み、紐の金具や結び目の厚みが生地に食い込まないよう配慮して畳んでください。
Q2:長羽織が長すぎてたとう紙に収まりません。身頃の真ん中で折ってもいいですか?
A2:身頃の中央(帯の下あたり)で折るのはおすすめできません。着用時に最も目立つ背中やヒップまわりに一直線のシワが入ってしまうためです。たとう紙の丈に合わせる場合は、まず「裾側を15〜20cmほど内側に折り返し」、その上で全体の長さをたとう紙に合わせて二つ折りにしてください。目立たない裾寄りに折り目を持っていくのが着付けの知恵です。
Q3:畳んだあとに衿が浮いて開いてしまいます。どうすればピタッと収まりますか?
A3:衿を内側に半分に折る際、首の後ろ(背中心)の衿肩まわりを指の腹でしっかりと押さえて折り筋を馴染ませていないことが原因です。また、脇のマチがしっかり奥まで倒れていないと身頃全体が浮き上がります。平らな場所でマチをきれいに内側へ入れ直し、衿の折り返しラインを手アイロン(手のひらの重みと体温で優しく撫でる)で整えるとピタッと落ち着きます。
Q4:羽織と道中着・道行コートは同じたたみ方で問題ありませんか?
A4:構造が異なるためたたみ方も変える必要があります。羽織は「マチを倒して衿を内側に折る」たたみ方ですが、道中着や道行コートは衽に似た前合わせがあり、マチがありません。和装コート類は、着物のように脇縫いを合わせ、衿元(特に道行の四角い額縁)を潰さないように身頃の上に平らに重ねて畳む「コートだたみ」を行ってください。