秋山桜庭事件の真相とは?ヌルヌル問題の経緯や処分理由と現在の関係を検証
秋山桜庭事件の真相とは?ヌルヌル問題の経緯や処分理由と現在の関係を検証の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
試合直後、桜庭陣営は正式に抗議書を提出し、主催者であるFEG(K-1主催会社)による緊急調査が開始されました。決定打となったのは、中継を担当したTBSのバックスペース控室を記録していたテレビカメラの映像でした。そこには、決戦の直前に秋山選手が全身に執拗にクリームを塗り込む姿が明確に捉えられていたのです。
2007年1月11日に行われた公式記者会見において、秋山選手自身が使用を認めたのは、市販されている多機能保湿クリーム「アロインス オーデクリーム」でした。なぜ試合直前にそのようなものを塗ったのか。秋山選手は会見で沈痛な面持ちを浮かべ、次のように釈明しました。
「自分は昔から極度の乾燥肌で、肌がカサカサになって痒みが出るため、普段の生活でも毎日風呂上がりや運動前に愛用していた。滑らせようという悪意はなく、ルール違反になるとは認識していなかった」
格闘技界において、顔面の裂傷予防としてワセリンを局所的に塗る行為は一部のルールで認められていますが、身体への塗布は例外なく固く禁じられています。ネット上や一部のファンの間では「ワセリンを全身に塗った」としばしば誤認されますが、実際に塗られたのは油分と水分を多量に含むスキンクリームでした。これが激しい運動による「発汗」と混ざり合うことで、ワセリン以上の極度な滑走性(石鹸水を浴びたような摩擦ゼロの状態)を生み出すという科学的盲点が存在していたのです。
公式会見においてFEGの谷川貞治イベントプロデューサー(当時)は、「故意に滑らせる意図があったとは断定できないが、結果として試合の公平性を著しく損なわせた重大な過失である」と結論づけました。しかし、柔道界時代から対戦相手から「道着が滑る」と指摘された過去(2003年世界柔道選手権での抗議など)も掘り起こされ、世論の疑念と批判の火に油を注ぐ結果となったのです。