虹の色の順番は外側から何色?7色の理由や二重虹の逆転まで徹底解説
虹の色の順番は外側から何色?7色の理由や二重虹の逆転まで徹底解説についての真相をご紹介します。
虹にまつわる情報の中には、視覚の錯覚や科学的な誤認から生まれた数々のネット上の誤解が存在します。現地観察や撮影を行う上で知っておくべき盲点を検証します。
誤解1:「虹のふもと(根元)にはいつかたどり着ける?」
童話や民話でよく描かれる「虹のふもとに壺が埋まっている」という伝説から、「車で追いかければ虹の根元に行けるのではないか」と考える人がいます。しかし、これは光学的に100%不可能です。虹はそこに実在する固定された物体ではなく、太陽と水滴と観察者の目がつくる「相対的な角度(約42度)」によってのみ網膜上に現れる視覚現象だからです。観察者が1歩前に進めば、その人にとっての「42度の水滴群」も1歩奥へと移動するため、虹の根元には絶対に到達できません。
誤解2:「虹の形は半円である?」
地上から見上げると虹は巨大な半円のアーチに見えますが、これも錯視の一種です。遮るものがない上空、例えば航空機の窓から見下ろす、あるいは高い山頂から霧を見下ろす条件下では、虹は完全な「真円(360度のドーナツ状の輪)」として観察されます。地上では地平線や地表面によって下半分の円弧が遮られているため、半円に見えているに過ぎません。
誤解3:霧の日に出現する「白い虹」の正体とは?
極めて稀に、色がまったくついていない「真っ白な虹(白虹・フォグボウ)」が観測され、ネット上で「不吉な予兆ではないか」と騒がれることがあります。しかしこれも明確な物理現象です。雨粒のサイズが直径1ミリメートル程度であるのに対し、霧を構成する水滴は直径0.05ミリメートル以下と極めて微細です。水滴が光の波長に近いくらい小さくなると、光の屈折よりも「光の回折(回り込み現象)」が強く作用し、あらゆる波長の色が混ざり合って白一色のぼんやりとしたアーチを形成します。不吉な予兆ではなく、微細な霧と日差しが織りなす奇跡的な気象現象です。