死戦期呼吸とは?いびきとの見分け方と心停止時の正しいAed救命手順
死戦期呼吸とは?いびきとの見分け方と心停止時の正しいAed救命手順の疑問点について、専門知識を基に徹底解説します。
救命の現場で迷わないためには、死戦期呼吸の特徴を視覚と聴覚の両面から把握しておく必要があります。典型的な兆候は以下の通りです。
・あごがしゃくりあげるように大きく動く
・魚が陸上で口を開閉させているように口をパクパクと動かす
・「ゴロゴロ」「ヒュー」「クックッ」といった異常ないびき様・うなり声を発する
・数秒から数十秒に1回など、呼吸の間隔が極めて不規則で途切れがちである
・口は動いていても、胸や腹部が連動して上下に膨らんでいない
ここで混同されやすいのが、終末期医療の現場で見られる「下顎呼吸」や、睡眠時の「いびき」との差異です。終末期の下顎呼吸は数時間から数日かけて徐々に全身状態が悪化する過程で出現しますが、突然倒れた人に生じる死戦期呼吸は数分以内に消失し、完全な無呼吸・心停止へと移行します。