階段を降りると膝が痛む真相とは?衝撃を抑える正しい降り方と最新ケア
階段を降りると膝が痛む真相とは?衝撃を抑える正しい降り方と最新ケアとはどのようなものなのか? 専門的な分析を整理してお届けします。
階段を降りる際の痛みは、単なる一時的な筋肉疲労にとどまらず、関節内部の器質的損傷が始まっている警告アラートであるケースが多々あります。特に中高年以降で急増する代表疾患が変形性膝関節症の初期症状です。
関節軟骨の摩耗が進む初期段階では、平地歩行や安静時には痛みがなく、「朝起き抜けの関節のこわばり」や「階段を下りる際の膝の内側のうずき」として症状が現れ始めます。軟骨自体には痛覚神経が存在しないため、痛みを感じている時点ですでに軟骨がすり減り、関節包の滑膜に炎症が波及している事実を認識しなければなりません。
一方で、階段の昇降時に「膝の中で何かが引っかかるような感覚」や「カクンと力が抜けるロッキング現象」を伴う場合は、半月板損傷と階段昇降の関連を疑う必要があります。半月板は膝関節のクッションとスタビライザー(安定化装置)の役割を果たしていますが、加齢による変性や過去のスポーツ外傷によって亀裂が入ると、体重が乗った回旋ストレスで断裂部が挟み込まれ、耐え難い激痛を引き起こします。