Wifiの2.4Ghzと5Ghzの違いとは?速度・障害物の差と正しい選び方
Wifiの2.4Ghzと5Ghzの違いとは?速度・障害物の差と正しい選び方について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をお届けします。
電波干渉に強く超高速な5GHz帯にも、明確な弱点が存在します。それが「障害物による電波の減衰(遮蔽)」です。
周波数が高い電波は光に近い直進性を持ち、壁や家具に当たると反射または吸収され、裏側へ回り込む「回折現象」が起きにくくなります。総務省の電波伝搬データや建材試験によれば、電波が建材を通過する際の減衰量は周波数によって大きく異なります。
- 木造の間仕切り壁(石膏ボード):2.4GHzでは約2〜3dBの減衰に対し、5GHzでは約4〜7dB減衰
- 鉄筋コンクリート(RC造)の壁:2.4GHzで約10〜15dB、5GHzでは20dB以上減衰し、電波強度が100分の1以下に激減
- 水回り(浴室・キッチン・大型水槽):電波は水分に吸収されるため、5GHzはほぼ完全に遮断される
リビングに設置したルーターから直線距離でわずか7〜8メートルの寝室であっても、途中にドアやクローゼット、コンクリート壁が挟まると、5GHzのアンテナピクト(電波強度表示)は1本まで落ち込みます。その結果、通信速度が極端に低下したり、接続が切れたりします。
「ルーターのすぐ近くでは爆速なのに、自室に入るとネットが繋がらない」と感じる場合は、5GHzの減衰限界に達しているサインです。このケースでは、無理に5GHzを使い続けるよりもあえて2.4GHzに切り替えるか、メッシュWi-Fiや中継機を導入して5GHzの受信エリアを拡張するのが賢明です。