猫が落ち着く正しい抱っこの仕方|暴れる理由とNgな持ち方を獣医師視点で解説

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ペット行動クリニックや動物病院の来院調査によると、飼い主の約65%が「うちの猫は抱っこが嫌い」と回答しています。しかし、そのうちの7割以上が「脇の下を持って持ち上げていた」「立ったまま長時間の拘束を強いていた」という実態が確認されています。つまり、猫自身の気質ではなく、人間のアプローチ方法のミスマッチによって抱っこ嫌いが作られているケースが大多数を占めています。

ネット上では「抱っこを嫌がるのは信頼関係が築けていない証拠」という言説が散見されますが、これは完全な誤解です。縄張り意識が強く独立心の高い個体は、飼い主を深く信頼していても抱っこだけは生理的に受け付けないことがあります。足元にスリスリと体を擦り付けたり、隣で寄り添って眠る行動が見られるなら、愛猫との信頼関係は十分に成立しています。

【プロの結論】おすすめできる猫・無理強いすべきでない猫の境界線

愛猫の性格や体質によって、目指すべきゴールは明確に分けるべきです。

  • 抱っこトレーニングを進めて良い猫:好奇心旺盛で撫でられるのが好き、膝の上に乗ってくる、触覚過敏がない個体。
  • 無理に抱っこを強要すべきでない猫:野良猫出身で警戒心が極めて強い、身体の拘束に激しいパニックを起こす、骨関節疾患を抱える高齢猫。

後者の場合、スキンシップの手段を抱っこに限定せず、ブラッシングや横並びでのマッサージなど、猫が安心できる別のコミュニケーション手段を選択することが健全な関係維持に繋がります。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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