「アムロ行きます」本編で1回のみは本当?出撃セリフの真相と全記録
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結論から申し上げますと、アムロ・レイが「アムロ、行きまーす!」と叫んで発進した回数は、1979年放送のテレビアニメ『機動戦士ガンダム』全43話の中で正確に「1回のみ」です。何十回とホワイトベースから飛び立っていながら、このセリフが使われたのは奇跡的な例外でした。
その唯一の登場回こそが、第21話「激闘は憎しみ深く」です。このエピソードは、ランバ・ラルの仇討ちに燃えるクラウレ・ハモン率いるジオン軍残党が、ホワイトベースに対して乾坤一擲の白兵奇襲特攻を仕掛けてくる、シリーズ屈指の重苦しい転換点として知られています。
この第21話直前、アムロは度重なる独断専行によって独房入りを命じられていました。ホワイトベースを脱走し、民間人としての孤独とプライドの間で激しく葛藤した末に艦へ戻ったアムロは、まさに精神的袋小路にいたのです。ハモン軍の猛攻で艦が沈没寸前に追い込まれ、アムロは独房から急遽出撃を命じられます。整備兵に飛び乗りながらコックピットに滑り込み、カタパルトデッキへ機体を運ばせ、絶叫するように放った言葉が「二度と戻らないかもしれない」覚悟を込めた「アムロ、行きまーす!」でした。
さらに驚くべきことに、高い評価を得ている劇場版映画三部作(特に第2作『哀・戦士編』)においては、この第21話の戦闘シーンが再構成・カットされたため、「アムロ行きます」というセリフは1秒たりとも存在しません。劇場版しか観ていない層が本編を探しても絶対に見つからない理由は、ここにあります。