日米合同委員会の実態とは?ニュー山王ホテルと非公開の真相を追う

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日米合同委員会の本会議は、原則として隔週木曜日の午前中に開催されるルーティンが半世紀以上にわたって維持されています。その会合場所として知られるのが、東京都港区南麻布に位置するニュー山王ホテル(New Sanno Hotel)です。

外見は洗練された近代的な宿泊施設ですが、施設自体は米海軍が管理する純然たる米軍基地(治外法権的エリア)であり、一般の日本人や国会議員であっても米軍関係者の同伴や正式な許可がなければエントランスをくぐることすら許されません。会議は、このニュー山王ホテルと外務省の施設(飯倉公館や外務省本庁舎)で交互に開かれています。

この協議が国民から強い疑念を向けられる最大の火種が、「議事録が原則非公開」という運用ルールです。なぜ、国民の生活や安全に直結する取り決めが秘密裏に処理されるのでしょうか。外務省は国会答弁などで「日米双方の合意がない限り、協議内容や議事録は公表しない取り決めになっているため」と説明を繰り返しています。

外交記録や元外務省高官の手記によると、合同委員会で成立した取り決めは「合意議事録」や「分科委員会合意」としてファイリングされますが、その大半に秘密指定が施されます。過去には、裁判管轄権や基地の共同使用を巡る重要な取り決めが、国会の審議はおろか国民への説明すら一切なされないまま「密約」として実質的な法規範のように機能してきた歴史が、外交文書開示の過程で次々と裏付けられています。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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