マーチングバンド全国大会結果最新速報!栄冠の金賞と波乱の舞台裏

マーチングバンド全国大会結果最新速報!栄冠の金賞と波乱の舞台裏の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

一般の音楽ファンが最も混同しやすいのが、日本マーチングバンド協会(M協)が主催する本大会と、全日本吹奏楽連盟(吹連)が主催する「全日本マーチングコンテスト」のレギュレーションの違いです。両者は目指す芸術性や許容される演出が根本的に異なります。

項目日本マーチングバンド協会(M協全国大会)全日本吹奏楽連盟(全日本マーチングコンテスト)編集部の見解・評価フロア使用と演出規定アリーナ全面使用(約30m×30m)、プロップ(大道具)や照明的演出の自由度が高い規定課題(パレード規定歩行)あり、大道具の使用は原則禁止M協は総合舞台芸術、吹連は規律正しいパレード技術と演奏の調和を重視楽器編成・カラーガードピット(据え置き打楽器)、カラーガード(旗・ライフル)の参加が前提で配点比率も大歩行演奏が基本。近年カラーガード参加も認められるが制約多数、ピット原則不可M協は視覚・音響ともにエンタメ性が極めて高く、米国のDCIスタイルに近い審査配点と評価軸音楽効果(Music Effect)、視覚効果(Visual Effect)、個々の演奏・動作精度を細分化して採点吹奏楽としての音楽的基礎、規定行進の正確さ、統一美が審査の主眼M協の金賞は「総合ショーとしての完成度」が不可欠であり、演出構成力が勝敗を分ける年間予算・遠征規模大型トラック複数台によるプロップ・打楽器搬入が必要。部費・遠征費負担は数百万円規模に及ぶことも楽器のみの運搬が主であり、相対的に運搬コストは抑えられる傾向M協は支援者や保護者会を含めた兵站(ロジスティクス)の組織力が不可欠

このように、全日本マーチングコンテストとの違いを理解すると、なぜM協の全国大会が「フロアの総合芸術」と呼ばれ、さいたまスーパーアリーナという巨大アリーナでなければ成立しないのかが明確になります。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest