キャノーラ油は本当に体に悪い?危険性が囁かれる真相とサラダ油との違い
キャノーラ油は本当に体に悪い?危険性が囁かれる真相とサラダ油との違いの真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。
「キャノーラ油」と「従来の菜種油(なたね油)」は、原料植物の遺伝的性質が大きく異なります。日本の伝統的な菜種油は在来種のアブラナから作られていましたが、前述の通りエルカ酸を含んでいました。対してキャノーラ油は、カナダで誕生したエルカ酸フリーのキャノーラ種(Canola)のみを原料としています。
現在、日本で消費されるキャノーラ油の原料は、カナダ産やオーストラリア産からの輸入が大半を占めており、その多くは害虫抵抗性や除草剤耐性を持たせた遺伝子組み換え(GM)作物です。この点が「危険」と批判される要因の1つとなっています。
ただし、食品安全委員会による厳格なリスク評価において、遺伝子組み換えキャノーラは非GM作物と同等の安全性が確認されています。さらに、高度な精製工程を経た植物油には遺伝子(DNA)やアレルギー原因物質となるタンパク質が一切残らないため、日本の食品表示法でも「遺伝子組み換え」の義務表示対象外(任意表示)と定められています。