『僕の地球を守って』相関図と前世現世対応表|月基地の愛憎と結末の真相
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本作の核心を成すのは、紫苑とモクレン、そして彼らの生まれ変わりである小林輪と坂口亜梨子の濃密な愛憎劇です。なぜ小学生の輪は、大人たちを恐怖に陥れる狂気的な計画を実行したのでしょうか。
前世の紫苑は、母星の戦争孤児として過酷な差別を受けて育ち、誰も信じられない深い心の傷を抱えていました。そんな彼の前に現れたのが、誰からも崇拝される聖女モクレンでした。紫苑は彼女の清廉さに反発しながらも激しく惹かれ、やがて2人は恋人同士となります。しかし、紫苑の心には常に「モクレンは自分を愛しているのではなく、サージャリムという存在を憐れんでいるだけではないか」という不信感が燻っていました。
月基地が壊滅的な感染症に襲われた際、紫苑は狂気の行動に出ます。仲間の死後、基地にたった1人で取り残された紫苑は、発狂と孤独のなかで9年間を生き延び、地球へ転生する強い執念を抱いたまま命を落としました。
現世で小林輪として覚醒した彼は、前世の記憶の断片と孤独のトラウマに支配されます。「現世の仲間たちに復讐する」「月基地の防衛システムを東京タワーから遠隔操作して地球を人質に取り、モクレン(亜梨子)を完全に自分のものにする」という歪んだ計画を企て、春彦を脅迫して手足として使ったのです。輪の冷酷な瞳の奥底にあったのは、邪悪さではなく、前世から続く「誰にも愛されない恐怖」とモクレンへの狂おしいほどの渇望でした。