太古の日本に生息!謎の海獣デスモスチルスが生きた時代と絶滅の真相

太古の日本に生息!謎の海獣デスモスチルスが生きた時代と絶滅の真相の全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。

デスモスチルスを語る上で最大の謎であり、学名の由来にもなったのが極めて特異な臼歯の構造です。ギリシャ語で「束ねた(Desmo)柱(Stylus)」を意味する通り、太い巻きタバコや竹筒を何本も垂直に束ねたような形状をしています。

厚いエナメル層に覆われた頑丈な歯列は、地球の生命史上でもデスモスチルスを含む「束柱目(そくちゅうもく)」だけにしか見られない唯一無二の形態です。かつてはこの異常に頑丈な歯を使って「カキなどの硬い貝類を噛み砕いて食べていた(貝食性)」という説が有力視されていました。

しかし、歯の微細な摩耗痕(マイクロウェア)の観察や安定同位体比分析の進展により、その定説は覆されました。現在では、浅瀬に繁茂していた海草(アマモ類)や大型の藻類を砂泥ごとすくい取り、強靭な歯列で強烈にすり潰して食べていた草食性動物であったことが確実視されています。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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