琴風豪規「まわり道」奇跡の真相!怪我克服の秘話と尾車親方の現在
琴風豪規「まわり道」奇跡の真相!怪我克服の秘話と尾車親方の現在にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
『まわり道』に込められた哀愁と説得力の根源は、琴風が歩んできた極めて過酷な土俵経歴にあります。得意の「がぶり寄り」を武器に順調に出世街道を歩んでいた琴風でしたが、1979年初場所、力士生命を脅かす悲劇に見舞われました。土俵上で左膝内側側副靭帯断裂および半月板損傷という壊滅的な重傷を負ってしまったのです。
当時の大相撲には公傷制度の適用制限もあり、長期休場を余儀なくされた琴風は、幕内上位から一気に東幕下43枚目まで転落しました。足を引きずりながら周囲の好奇の目に晒され、引退の二文字が幾度も頭をよぎる極限状態の中で、師匠である佐渡ヶ嶽親方(元横綱・琴櫻)の叱咤激励と本人の血を吐くようなリハビリが実を結びます。不屈の精神で関取へ復帰を果たすと、1981年秋場所で感動の幕内最高優勝を達成し、一気に大関の座を射止めました。