迷走神経反射とは?採血やストレスで倒れる原因と前兆・対処法
迷走神経反射とは?採血やストレスで倒れる原因と前兆・対処法とは一体何なのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。
迷走神経反射とは?採血やストレスで倒れる原因と前兆・対処法とは一体何なのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。
医療機関の問診でも混同されやすいのが、迷走神経反射、いわゆる血液不足の「貧血」、そして立ち上がった瞬間に血圧が下がる「起立性低血圧」の違いです。適切な対処を行うためには、それぞれの病態メカニズムの差異を正しく理解しておく必要があります。
病名・状態根本的な原因・機序主な誘因(トリガー)特徴的な前兆・症状迷走神経反射
(神経調節性失神)迷走神経の過剰興奮による心拍数低下・末梢血管拡張(一過性の脳虚血)採血、激痛、極度の精神的ストレス、長時間の立ちっぱなし、排便急激な冷や汗、生あくび、悪心(吐き気)、目の前が暗くなる、顔面蒼白一般的な貧血
(鉄欠乏性貧血等)血液中のヘモグロビン濃度低下による全身の慢性的な酸素不足偏食、出血(月経・消化管出血)、鉄分摂取不足、慢性疾患慢性的な倦怠感、息切れ、動悸、爪の変形(突発的な失神は稀)起立性低血圧
(脳貧血の一種)臥位や座位から立ち上がった際、下肢血管の収縮補正が遅れ血圧が低下急な立ち上がり、脱水、降圧薬の服用、自律神経機能の低下立ち上がった瞬間の立ちくらみ、ふらつき(冷や汗や悪心は比較的少ない)心原性失神
(危険な失神)重篤な不整脈や心臓弁膜症、心筋症による心拍出量の瞬間的停止運動中・労作時、あるいは安静時に何の前触れもなく突然発症前兆がほぼ無く突然バタンと倒れる、胸痛・動悸を伴う(直ちに精査必須)
迷走神経反射と脳貧血の違いとして決定的なのは、「自律神経反射による一過性の自覚症状の連鎖」があるかどうかです。迷走神経反射では血圧低下だけでなく、胃腸の動きや汗腺のコントロールも同時に乱れるため、独特の不快症状が失神に先行して現れます。