誕生日星座の真相と完全早見表!境目生まれの謎や13星座説を解明
誕生日星座の真相と完全早見表!境目生まれの謎や13星座説を解明にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
1990年代半ば、日本のテレビ番組や書籍を通じて爆発的なブームを巻き起こし、近年でもNASAの天文学解説ブログがきっかけで再燃したのが「13星座説」です。「従来の12星座に『へびつかい座(蛇遣座)』が加わり、自分の星座が変わってしまうのではないか」と多くの人が騒然としました。
結論から言えば、現代の一般的な星占いにおいて「へびつかい座」を取り入れる必要はまったくありません。この騒動は、「天文学が観測する実際の夜空の星座」と「西洋占星術が用いるシンボル体系としての12サイン」という、全く異なる2つの概念を混同したことによって生じたメディア発の誤解に過ぎません。
その背景にあるへびつかい座理由と天文学的・占星術的なファクトは以下の通りです。
- 黄道上の実際の星座配置:天文学において、太陽の通り道である黄道(こうどう)上には、確かにさそり座といて座の間に「へびつかい座」の足元が約19日間分かかっています。1928年に国際天文学連合(IAU)が全天88星座の公式な境界線を定めた際、黄道上に存在する星座は実質13個となりました。
- 歳差運動(さいさうんどう)によるズレ:地球の自転軸は約2万5800年の周期で首振り運動(歳差運動)を行っており、古代バビロニア時代に占星術の基礎が作られた時代と現代では、春分点の実位置が星座1個分(約30度)西に移動しています。
- 占星術の「トロピカル方式」:西洋占星術の主流である「トロピカル・ゾディアック(回帰黄道)」は、実際の夜空に浮かぶ恒星の星座そのものではなく、「春分点」を起点として黄道を幾何学的に30度ずつ均等に12分割したエネルギーの座標軸を用いています。
古代の占星術師たちも、当時から黄道付近にへびつかい座が存在することは十分に把握していました。しかし、1年を四季(春分・夏至・秋分・冬至)の4つに分け、それを「始まり・維持・変化」の3態で掛け合わせた「4×3=12」という数学的・哲学的整合性を極めて重視したため、あえて12等分に規格化したのです。天文学者が「実際の天の川沿いには13の星座がある」と天文学的事実を述べた発言を、一部メディアが「星占いの星座が変わる」と歪曲して拡散したことが13星座真相の全貌です。