排卵期おりものの変化と血の真相|妊娠タイミングと病気の見分け方
今注目を集めている 排卵期おりものの変化と血の真相|妊娠タイミングと病気の見分け方について、主要な情報をご紹介しています。
排卵期の前後におりものを確認した際、鮮血の筋が混ざっていたり、薄いピンク色や茶褐色に濁っていたりして動揺するケースは後を絶ちません。この「排卵期おりものに血が混じる真相」には、大きく分けて2つの生理的要因が存在します。
1つ目は、「消退出血(エストロゲン低下)」です。排卵の直前、急激に上昇したエストロゲン分泌が一時的にガクンと減少する谷間が存在します。この急激なホルモン濃度の変動に子宮内膜が一時的に耐えきれず、内膜の一部がごくわずかに剥がれ落ちて出血に至ります。
2つ目は、「卵胞破裂に伴う出血」です。成熟した卵胞が卵巣の壁を突き破って卵子を排出する際、微小な血管が破れ、その血液が卵管を通って子宮、膣へと下りてくることがあります。排出までに時間がかかった血液は酸化して褐色に変化するため、これが「排卵期出血に伴う茶色いおりもの」となって現れます。
婦人科診療の現場報告によれば、日本人女性のおよそ10〜15%が生理的な排卵期出血を経験しているとされ、出血期間が2〜3日程度で微量であれば過度な心配はいりません。ただし、鮮血がダラダラと続く場合や激しい下腹部痛を伴う場合は、子宮頸管ポリープや子宮内膜症、子宮頸がんなどの器質性疾患が隠れているリスクを考慮し、専門医の診察を受ける必要があります。