水疱瘡とは?初期症状と大人の重症化リスク・感染対策を徹底解説
水疱瘡とは?初期症状と大人の重症化リスク・感染対策を徹底解説についての真相をご紹介します。
水疱瘡から身を守る最も確実な防壁はワクチンです。日本国内では2014年10月より、生後12か月から36か月に至るまでの小児を対象として乾燥弱毒生水痘ワクチンの定期接種(公費助成による無償化)が導入されています。
ここで重要なのが水疱瘡ワクチン2回目の確実な接種です。1回の接種のみでは水疱瘡予防接種効果は約80%にとどまり、時間の経過とともに免疫が減衰して軽症の水疱瘡に感染する「ブレイクスルー感染」が起きることがあります。しかし、3か月以上の間隔を空けて2回目の追加接種を行うことで免疫記憶が強固になり、95%以上の高い発症予防効果と、ほぼ100%の重症化予防効果が長期間維持されます。
もし感染してしまった場合の社会復帰基準についても、法律で厳格に定められています。学校保健安全法において、水疱瘡登園停止期間は「すべての発疹が痂皮化(かさぶた化)するまで」と規定されています。発熱が治まり本人が元気であっても、体の一部に1つでもみずみずしい水疱が残っている間はウイルスの感染力が持続しているため、集団生活に復帰することはできません。通常、発症から完全に全発疹がかさぶたになるまでには5日〜1週間程度の日数を要します。
【プロの結論】感染疑い時の受診行動・家族内隔離の判断基準
水疱瘡を疑う発疹を発見した場合、絶対にやってはならないのが「予約なしで小児科や一般内科の待合室に飛び込むこと」です。待合室にいる乳幼児や基礎疾患を持つ患者、妊婦への二次感染を引き起こす致命的なリスクがあります。
受診する際は、必ず事前に医療機関へ電話連絡を入れ、「水疱瘡の疑いがある」旨を伝えてください。隔離室や自家用車内での待機、発熱外来トリアージの指示に従うのが社会的な感染拡大を防ぐための必須マナーです。
家庭内において免疫を持たない家族がいる場合は、発症者の部屋を完全隔離し、タオルの共用を禁止します。また、「接触後72時間以内に水痘ワクチンを緊急接種(曝露後予防接種)」することで、発症を阻止するか、発症しても極めて軽症に抑えられる医学的知見があります。未接種の同居家族がいる場合は、直ちに医師へ曝露後接種の相談を行ってください。