世界一汚い川チタルム川の現在と汚染理由!衝撃のビフォーアフター
世界一汚い川チタルム川の現在と汚染理由!衝撃のビフォーアフターの基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。
壊滅状態にあったチタルム川に転機が訪れたのは2018年です。インドネシア政府は大統領令を発令し、2026年までの水質抜本改善を目指す国家プロジェクト「チタルム・ハルム(Citarum Harum:清潔なチタルム作戦)」を始動させました。この作戦最大の特徴は、警察組織だけでなく国軍(TNI)の兵士数千人を直接動員した超強硬策にありました。
軍主導の浄化作戦は、過去の緩やかな環境規制とは一線を画す徹底ぶりでした。軍部隊が流域を22のセクターに分けて常駐監視し、深夜に有害排水を秘密裏に放出していた悪質工場の排水パイプを物理的にコンクリートで塞ぐ強制措置を実施。これまでに数百社以上の工場が摘発や営業停止処分を受け、適切な排水処理施設(WWTP)の設置を義務付けられました。
チタルム川のビフォーアフターは、現場を訪れた世界各国のメディアを驚嘆させています。2010年代初頭には船の航行すら不可能だった水面からゴミの絨毯がクレーン船や軍・ボランティアの手作業で徹底回収され、2026年最新の状況では川本来の水面が広範囲で視認できるようになりました。河岸には緑地帯や遊歩道が整備されたエリアも登場し、かつての悪夢のような光景からは想像もつかない変貌を遂げています。
西ジャワ州環境局の公式公表データによると、水質汚濁指数(IKA)は作戦開始前の「重度汚染(Heavy Polluted)」ランクから、2026〜2026年には「中軽度汚染(Light-Medium Polluted)」水準へと劇的な改善を記録しました。かつて完全に死滅していた一部の頑強な魚種が再び確認されるなど、チタルム川の浄化作戦の成果は確かな数値となって現れています。